わが家の子どもは、大の “日本史” 好きです
そのきっかけは、“進級祝い”におばあちゃんからプレゼントしてもらった学習まんが『日本の歴史』[朝日学生新聞社]を読んだことです。
※学習まんが『日本の歴史』[朝日学生新聞社]については、以下の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。
わが家の子どもは本を読むのが大好きで、0歳の頃からずっと図書館通いが続いています。本に集中するあまり周囲の声が聞こえなくなってしまうこともあるのですが・・・そんな時は、読んでいる本の内容を横から覗き込み、切りの良さそうなところまで来た時/[…]
ある日TVでチラッと『ねこねこ日本史』のアニメが映った際、子どもが興味を示したため、後日、本を買って読んでみることにしました。
『ねこねこ日本史』には、“ジュニア版” と “通常版” があります。
子どもが小学校低学年だったため、最初は “ジュニア版” を購入していましたが、“ジュニア版” にはない巻が“通常版”にあったりするので、途中から “通常版” を購入するようになりました。
この “ジュニア版” と “通常版” の違いですが、同じ巻を見比べたことが無いので正確には分からないのですが、目立ったところでは主に以下の点かなと思います。
【ジュニア版】
- 本のサイズ:縦21cm × 横15cm
- 文字と4コマ漫画のコマが大きい
- 文字が大きいため、[人物紹介]部分は2ページに亘って紹介されている
- 裏表紙に、その巻の《猫化する重要人物》&《サブキャラクター》の名前が紹介されている
【通常版】
- 本のサイズ:縦18.3cm × 横13cm
- 文字や4コマ漫画のコマは通常サイズ
- [人物紹介]部分は1ページで紹介されている
- 切り取って使えるポストカードが1枚付いている
“ジュニア版”、“通常版” ともに、漢字にフリガナが振ってありますので、小学校低学年でも読み進められる点がGoodです!
※後日、“ジュニア版と通常版の違い” については、より詳しい内容の記事を書きました。詳細は、以下の関連記事をご覧ください。
『ねこねこ日本史』の記事が好評だったので、今回は『ねこねこ日本史』通常版とジュニア版の「6+α」の違いについての案内記事を書こうと思います!改めてきちんと比較して見ると結構「違い」がありましたので、もし興味がありましたら参考にしてみてく[…]
今回は、わが家の子どもがハマって読んでいる日本史パロディ漫画『ねこねこ日本史』を紹介したいと思います。
『ねこねこ日本史』の面白さ
画像出典:ねこねこ日本史・ジュニア版『第6巻』
本書『ねこねこ日本史』には、歴史上の人物が猫化したキャラクターが登場し、日本史の出来事や事件などが4コマ漫画で描かれています。
基本的には “猫化” したキャラクターで描かれているのですが、豊臣秀吉は “サル化”、鴨長明は “カモ化”、斎藤道三&その娘の濃姫は “マムシ化” など・・猫以外の生物のキャラクターも時々登場します(笑)
白猫、三毛猫、黒猫など・・・様々な種類・体形・色の猫が登場しますが、兜や甲冑,携行品などから、登場している猫化キャラクターがどの歴史上の人物なのかが判別できることもあります。
登場人物の会話は、「ごめんごめん」、「ダメ-!」、「どうしよ~!!」など、現代風の口調です。
また、猫キャラなので、例えば、「いやニャ!」、「都を作るのニャ!」、「あとはたのんだのニャー」、「ニャるほど!」など、語尾に “ニャー” や “ニャ” が付くセリフ・表現が多いです
また、“ワーワー” している様子は “ニャーニャー” となったり、激怒した時には「フシャー!」というセリフが出てきたりもします(笑)
そこもまた
とツボです
『ねこねこ日本史』を満喫するための予備知識
画像出典:ねこねこ日本史・通常版『第9巻』
本書を“日本史パロディ漫画” と表現していますが・・『ねこねこ日本史』は、歴史の知識があってこそ120%楽しめる漫画だと思います!!
『ねこねこ日本史』に限らずですが、“パロディ” を楽しむためには、作り替えられた原作や元々の作品,事柄について知らないと、楽しむことはできませんよね?
(日本史についての知識が全くない状態で読んでみたことが無いので、実際のところ、その場合の本書の面白さ・楽しみ具合については分からないです・・・)
例えば、
本書に登場する豊臣秀吉(サル化しています)は他のキャラクターよりも大きなサルとして描かれているのですが、
これは、『豊臣秀吉は小柄な人物だった』ということから、逆に大きなサルとして描かれているということなのだと解釈できます。
斎藤道三&その娘の濃姫はマムシ化しているのですが、それは、斎藤道三は下剋上を平然と繰り返し、油売りから美濃の国主にまで成り上がったとされることから『美濃のマムシ』と呼ばれていたためだと分かります。
戦国最強と言われる武田信玄率いる『騎馬隊(きばたい)』は、その呼び名にちなんで、本書では、猫化した武田信玄&騎馬隊はみんな歯の牙を持っています。
というように・・日本史の知識があるとかなーーり楽しめる内容となっているため、ある程度の予備知識が必要かと思います
わが家の子どもの場合、最初に《学習まんが『日本の歴史』[朝日学生新聞社]》を読んで歴史についての予備知識があったため、本書の大ファン で、どの巻も声を上げて笑いながら何度も繰り返し読んでいます
※学習まんが『日本の歴史』[朝日学生新聞社]については、以下の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。
わが家の子どもは本を読むのが大好きで、0歳の頃からずっと図書館通いが続いています。本に集中するあまり周囲の声が聞こえなくなってしまうこともあるのですが・・・そんな時は、読んでいる本の内容を横から覗き込み、切りの良さそうなところまで来た時/[…]
『ねこねこ日本史』が買える場所
わが家は田舎暮らしをしているということもあり、『ねこねこ日本史』を書店で購入しようとしたところ、数巻しか置いてなくて欲しい巻が買えず・・・がっかりして家に帰ってきたことがありました
そのため、わが家の場合は、欲しい巻がすぐに見つかり購入できる、インターネット通販で購入しています。
ねこねこ日本史 公式Youtubeチャンネル
ねこねこ日本史の公式Toutubeチャンネルでは、ねこねこ日本史に関する様々な動画が楽しめます!アニメの動画も↓このような感じで色々とありますので、良かったら、観てみてくださいね。
【アニメ】『ねこねこ日本史』
■ 源義経とエボシの奪い合い対決!?【静御前】
【アニメ】『ねこねこ日本史』
■ 新選組はどうやって武士になったのか?!【新選組】
まとめ
猫化した歴史上の人物が登場し(実際には、猫だけではなく、サルやカモ,マムシなど他の生き物化している場合もあります)、その時代の出来事・事件の様子が4コマ漫画で面白おかしく描かれている日本史パロディー漫画『ねこねこ日本史』。
最初は、“フミャー”,“ニャー” などのセリフが飛び交っていて「面白いのかなぁ・・・?」と疑っていた私も、実際にマンガを読んだり、TVアニメを見てみると
とハマってしまいました(笑)
パロディって結構難しいと思うのですが、「この歴史上の出来事を、よくこんな風に表現しようと思いつくなぁ・・」、「へぇ~、そうくるんだ!すごく斬新!!」と作者の思考力や表現力に感心してしまうことも多々あります。
また、上述の内容とかぶる部分もありますが、『ねこねこ日本史』を楽しむコツは何といっても
本書を読むうえでの土台となる《日本史の予備知識》
です。
日本史に関するある程度の知識がないと、(言葉自体は理解できるけど)状況が分からないため「???」となってしまう部分も多いと思います。
その時代背景や地理的なこと、人物の特徴・行いなどの関連知識を土台として読むと、「そういうことかぁ~」,「これは、〇〇のこと(歴史上の出来事や事件など)だな」など “ピンッ!” とくるので、登場人物が猫化したキャラクター&当時の様子・出来事を面白おかしく描いた4コマ漫画を堪能することができると思いますよ!
日本史に興味がある子どもにおすすめの本(漫画)ですので、もし機会があれば、見てみてくださいね♪