前に以下の記事で子どもでも分かりやすくSDGsについて学べる本を紹介しましたが、
先般、『こども統計学』、『こども地政学』(株式会社カンゼン)という本を紹介しましたが、今回は、同シリーズの『数字でわかる!こどもSDGs★地球がいまどんな状態かわかる本★』を紹介します。近頃SDGsについての本を目にする機会が増[…]
その後、偶然 《『SDGsのサバイバル』クイズでわかる地球のためにできること! (科学クイズサバイバルシリーズ)》 という本を見つけました。
前に子どもと上のSDGsに関する本を読んでいたため、「今ならきっと意欲的にクイズに取り組めるのではないかな?」と思い、今回も早速一緒に読んでみることにしました
科学漫画サバイバルシリーズのようなイラストや漫画と一緒に、SDGsに関する問題がクイズ形式で出題されるのが面白いようで、予想通り楽しんでクイズに取り組むことが出来ました
今回は、小学校低学年から読める SDGsの学習クイズ本『SDGsのサバイバル』クイズでわかる地球のためにできること! (科学クイズサバイバルシリーズ) を紹介します。
SDGsの理解を深めたい場合、また、中学受験対策としてもオススメです!!
《『SDGsのサバイバル』クイズでわかる地球のためにできること!》の大まかな内容
この本の中には、なんと!62問もSDGsに関する問題が掲載されています。
しかも、イラストや漫画を使用した分かりやすい解説もあるので、とても充実している&有難い一冊だなと思いました。
出題分野は、貧困、教育、ジェンダーギャップ、不平等、エネルギー、健康・安全、気候変動など・・・17の国際目標それぞれに対して数問ずつクイズがあります。(以下に目次を紹介するので、詳しくはそちらを見てもらえればと思います)
また、クイズの答えは選択式なので、答えが曖昧でもとりあえず「これかな?」と思うものを選んで回答をチェックすることができ、子どもにはとても読み進めやすい本だと感じました。
《『SDGsのサバイバル』クイズでわかる地球のためにできること!》の目次
本書の目次を紹介しますので、参考にご覧いただければと思います。
SDGs 17の国際目標毎に数問ずつクイズが出題されていて、全部で62問もあります!
- はじめに
- 登場人物紹介
- 【マンガ】SDGsって何?
- SDGsを知ろう!
- Q01. 「サステナブル」ってどんな意味?
- Q02. SDGsの17の目標に優先順位はある?
- Q03. 日本は先進国だけどSDGsは関係がある?
- Q04. SDGsの取り組みは順調?
- SDGs1: 貧困をなくそう
- Q05. 世界でひどく貧しいくらしをしている人たちが、1日に使えるお金はいくら?
- Q06. 日本で経済的に貧しいくらしを送っている子どもの割合はどれぐらい?
- SDGs2: 飢餓をゼロに
- Q07. 世界全体の人口のうち、十分に食事ができない飢餓状態にある人はどれぐらいいる?
- Q08. 日本で消費される食料のうち、日本国内でつくられているものの割合はどれぐらい?
- SDGs3: すべての人に健康と福祉を
- Q09. 地球上の生物で、人間の命をもっとも多くうばっているものはどれ?
- Q10. 5歳になる前に亡くなる子どもは、世界でどれぐらいいる?
- Q11. 日本の人口のうち、何人に1人が65歳以上の高齢者?
- SDGs4: 質の高い教育をみんなに
- Q12. 小学校に通いたくても通えない子どもの数は、世界でどれぐらい?
- Q13. 世界の6歳から11歳の子どものうち、小学校に通っていない女の子は男の子の何倍?
- Q14. 日本で学校に通えない「不登校」の小学生の数は、過去5年の間にどうなった?
- Q15. 新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、学校の授業が受けられない子どもの数は変化した?
- SDGs5: ジェンダー平等を実現しよう
- Q16. 同性同士の結婚を世界で初めて認めた国はどこ?
- Q17. 日本の衆議院議員のうち、女性の割合は?
- Q18. 日本の男女平等は、世界156ヵ国中何番目?
- SDGs6: 安全な水とトイレを世界中に
- Q19. 世界193ヵ国中、水道水をそのまま安全に飲める国はいくつある?
- Q20. 家や近所のトイレを使えない人は、世界にどれぐらいいる?
- Q21. 地球にある水のうち、人間が使える割合は?
- Q22. 次のうち、もっとも水を使うのはどれ?
- コラム01: わたしたちができること
- SDGs7: エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- Q23. 電気を使えないくらしをしている人は、世界にどれぐらいいる?
- Q24. 次のうち、再生可能エネルギーはどれ?
- Q25. 日本のエネルギー自給率はどれぐらい?
- SDGs8: 働きがいも経済成長も
- Q26. ディーセント・ワークってどういう意味?
- Q27. フェアトレードってどういう意味?
- Q28. 正社員の収入を100としたときの非正規社員の収入はどれぐらい?
- SDGs9: 産業と技術革新の基盤をつくろう
- Q29. 次のうち、インフラにあてはまるものはどれ?
- Q30. インターネットを利用できない人は世界のどれぐらいいる?
- Q31. 計算速度が世界2位の日本のスーパーコンピューターを何という?
- SDGs10: 人や国の不平等をなくそう
- Q32. 世界でもっとも豊かな8人が持っているお金の合計は、もっとも貧しい人たちの何人分と同じ?
- Q33. 紛争や暴力などで住み慣れた土地を追われた人は、2010年と比べて何倍になった?
- Q34. 世界幸福度ランキングで日本は何位?
- SDGs11: 住み続けられるまちづくりを
- Q35. 世界でどれぐらいの人が都市に住んでいる?
- Q36. 大きな自然災害とその影響を受ける被災者の数は、50年前と比べてどうなった?
- Q37. 災害が起こったときのために危険な場所や避難経路・場所をまとめた地図を何という?
- コラム02: わたしたちができること
- SDGs12: つくる責任 つかう責任
- Q38. ペットボトルなどを資源にもどして新たに製品をつくることを何という?
- Q39. 世界中でこれまでに生産されたプラスチックのうち、リサイクル(再生利用)された割合は?
- Q40. 本当は環境のことを考えていないのに、消費者にアピールするために配慮しているフリをする行為を何という?
- Q41. プラスチックのうち、微生物の力で水と二酸化炭素に分解されるものを何という?
- Q42. 日本で毎日捨てられている食べ物の量は、1人あたりどれぐらい?
- Q43. 次のうち、食べない方がいいのはどれ?
- SDGs13: 気候変動に具体的な対策を
- Q44. 地球温暖化の原因となっている主な物質は?
- Q45. このままだと2100年までに地球の気温は最大で何℃上がると予想される?
- Q46. 二酸化炭素の排出量が世界でいちばん多い国は?
- Q47. 次のうち、1人あたりの二酸化炭素の排出量がいちばん多い移動方法は?
- Q48. 最近30年間の日本の熱帯夜の平均年間日数は、1910年からの30年間の平均の何倍?
- SDGs14: 海の豊かさを守ろう
- Q49. 海の生物の数は、1970年と比べてどうなった?
- Q50. 海や海岸などで細かくなり、魚やカメなどがのみ込んでしまう人工物を何という?
- Q51. 魚など、世界の水産資源のうち、まだ十分に利用できるものはどれぐらいある?
- Q52. 地球温暖化の原因となる二酸化炭素が増えると、海の水はどうなる?
- Q53. 日本で海や川の水が汚れるいちばんの原因は?
- SDGs15: 陸の豊かさも守ろう
- Q54. 世界の森林は、1分間でどれぐらい減っている?
- Q55. 植物が光合成をするときに空気中から吸収するのは?
- Q56. 絶滅の危機にある生物が世界でいちばん多い国は?
- Q57. 次のうち、外国から日本に来た外来種は?
- Q58. 日本は、木材の何割を輸入に頼っている?
- SDGs16: 平和と公正をすべての人に
- Q59. 世界の18歳未満の子ども23憶人のうち、暴力を受けている子どもの数は?
- Q60. 出生登録されていない5歳未満の子どもは、世界にどれぐらいいる?
- Q61. 日本で選挙権があるのは何歳から?
- SDGs17: パートナーシップで目標を達成しよう
- Q62. SDGsの達成度が世界でいちばん高い国は?
- コラム03: わたしたちができること
- SDGsの17の目標
- 【マンガ】地球の未来を守るために
- 「科学漫画サバイバル」シリーズでSDGsを学ぼう
こうやって目次を書き出してみると、結構ボリュームがあるなぁ・・と
改めて、全て知っておいた方が良い事柄だと思いました。
子ども向けのSDGsのクイズ本ですが、正直、答えられない問題がいくつかあり…私自身ももっと学ばないと、ですね
まとめ
本書のクイズの中に、ディーセント・ワークについての問題がありました。
子どもにはあまり馴染みのない言葉ということもあり、わが家の子どもはディーセント・ワーク(=働きがいのある人間らしい仕事)については知りませんでしたが、こういったことについても、子どものうちから知っておくと良いのではないかと思いました。
現在日本では、男女の働き方や賃金格差、ワークライフバランス、正規雇用・非正規雇用など・・・働き方や仕事に関する問題/課題が色々とありますが、子ども達が大人になるころには、社会のシステムや労働環境などが良くなって男性も女性も働きやすく、家庭を持ったり子育てがしやすい環境になっていると良いなぁと思います
2030年まではあまり時間がない💦と焦る気持ちもありますが、先ずは、プラスチック製品の使用やその扱いなど自分にできる身近なことを実践していき、今よりもよりよい環境を作っていけるよう、子どもとも話しながら努めていきたいです。
本書はSDGsの知識を身につけたいお子さんにはもちろん、中学受験対策にもオススメの一冊ですので、参考にしていただけますと幸いです♪