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当カテゴリー『アトピー・乾燥肌の子どものスキンケア 』では、スキンケアに関するの内容・情報を、色々な視点からまとめています。
個人的に以前は、日々感じる様々な子育てストレス・不安の中でも、子どもの『お肌のコンディション』が “最大の悩み事” の1つだったのですが・・
その “最大の悩み事” を軽減していくために試行錯誤を繰り返した経験のうちの一部を、当ページでは《温泉編》としてまとめてみました。
現在進行形のつたない経験の中からの内容ではありますが、少しでもどなたかの参考になって、気持ちがホッコリしていただけると幸いです。
本ページはプロモーションを含みます子育て・育児に関しては、どんな状況や境遇であれ、親(特に私たちママたち)は何らかの “不安やストレス” を常に抱えていると思います。『アレルギー・アトピーの子どもの子育て』ついては、「その上・・[…]
アトピー・乾燥肌の子どものスキンケアに『おすすめ』の《温泉》は?
それはズバリ!!
かけ流し 』の
天然温泉の効果!
です。
早速ですが、ここで “チェックポイント” をひとつ。
厳密にいうと、『源泉かけ流し』と『源泉100%かけ流し』は似て非なるもの ですので、確認が必要です。
というのも、自治体によっては条例で “塩素の添加” を義務づけているところもあるからです(温泉の運営者が望んでいなくても・・)。
そうしたケースなどでは塩素が添加されていても、循環ろ過装置を使用せずに(フィルターなどでろ過した温泉水を循環=繰り返し利用する装置)源泉をかけ流しているのであれば、『源泉かけ流し』と謳っているケースもみられるからです。
単に、「温泉でリラックスしたいなぁ~」というのであれば、そのようなタイプの『源泉かけ流し』でもあまり気にしなくてよいとは思いますが、アトピーっ子の親の場合はそうはいきませんよね!
そんなわけで、『源泉かけ流し』となっている場合でも、『源泉100%のかけ流し温泉』かどうかは、確認をしてみることをおすすめします。
さてさて、
わが家では、子どもの “アレルギーとその影響によるアトピー乾燥肌” の状態のことが明確になってきてから、
その時点では、PM2.5 や工場・自動車の廃棄ガスなどによる健康被害・大気汚染の影響や、都市部の人口過密でストレスの多い生活などを避けるために、田舎での暮らしを選択しましたので、『温泉の効果』のことは正直さほど重視していたわけではなかったのですが・・
『田舎暮らし』を選んだがゆえ、住居の近くに “温泉地&日帰り温泉施設” が色々とあり、ごく自然に “温泉めぐり” を楽しむようになりました。
そして今までに、
家から車で2時間以内の範囲だけに限っても “20箇所以上!!の温泉”(すべて天然温泉)に行きました。
最近では “温泉好き” が高じてきたこともあり、まわりに何もない山奥の本格的な『湯治場温泉(湯治湯)』にも行ってみたりし始めました。
ただ・・『湯治場』の温泉は、気分のリフレッシュ&リラックスなども目的に含むレジャー的な要素はほぼなく(一切なく?)、基本的に “治療目的オンリーの温泉” ですので、まだまだ子どもが騒ぎがちで温泉ビギナーなわが家からしますと、ちょっと敷居が高く感じられてしまうのが正直なところです。
( “湯治場体験” についてもいずれ、当ブログに感想を載せたいと思っています)
すべて天然温泉ですので、どこをとってもよいお湯・よい温泉ではありましたが・・
(先の “チェックポイント” のところでもふれましたが)
天然温泉の中でも、
『源泉100%かけ流しの温泉』は、やっぱり入浴後の “お肌の潤い感” が、ぜんぜん違うんですよね~。
『源泉100%かけ流しの温泉』がおすすめの理由
なぜ、
『源泉100%かけ流しの温泉』が “おすすめ” かと言えば、『源泉100%=消毒・殺菌用の “塩素” が足されていない』からです。
“塩素” は細菌を殺す(=殺菌)のために用いられているわけですから、細菌(=微生物)の側から見ればズバリ “毒” なわけですよね。
“アトピーっ子” のママならご存知のとおり、お肌の表面には膨大の数の菌類が生息・常在しています。
そして、その中にはお肌の健康を保つのに重要な役割をしてくれている頼もしい味方の “善玉菌” も沢山いるわけです。
見方をちょっと変えると・・
私たちのお肌の健康は、肌の表面に数々の菌類が “『共生』してくれている” ことによって保たれているわけですね。
ですので、
そうした私たちの味方をしてくれている菌達(常在菌)には、いつもお肌の上で元気に活動をしていてもらいたいわけです。
ところが一方・・・
“塩素” の殺菌力というのは、雑菌だけでなく、私たちの味方の常在菌に対しても同じように働いてしまいます。
常在菌が死滅してしまうような重大な障害はなくても、その活力を弱めてしまうことは、やっぱり問題ですよね・・・
また、加えて問題なのは、
日本の法律に『塩素の上限に関する規定がない』ということなのです。
ですので・・・
どのぐらいの “塩素” を加えているのか&加えられたのかが、利用者の私たちにはわからないのです。
実際に、わが家の近隣の天然温泉施設では、以下のような状況があります。
その施設には男女用ともに、露天風呂を含め5つの浴槽があるのですが、そのうちの1つのジャグジータイプの泡風呂浴槽のお湯は、まるで “プールかのような塩素臭” がします
“塩素の残存値の上限規定がない” ということが、そのような “プールの水のような塩素臭のある天然温泉” という・・・
本来の “天然” では考えられないちょっと不可思議なモノがあってしまう、という状況を許してしまっているようです。
そんな状況もあるのですが・・
どの程度の分量の “塩素” を添加しているかを明示する必要はないものの・・・
『塩素を添加している』こと自体は『温泉法』の表示義務項目の中に “消毒方法” があり明示はされていますので、ご安心を。
ただし、その確認には1つポイントがあります。
『源泉100%かけ流しの温泉』かどうかの確認ポイント
なぜなら、この表示内容に関しては『法規定』があるので、基本的に正確な情報が記載されているからです。
というのも(意図的ではないと思うのですが)・・
Webサイト&ネットの情報やガイドブック・フリーペーパーなどでも『源泉100%かけ流し』と案内されていたので行ったみたところ、脱衣所で『天然温泉表示』を確認したら「消毒のため塩素を加えています」という一文が明記されていた・・・
ということが実際にあったからです。
想像するに、温泉施設の従業員で『温泉法』のことや施設の運営方法をよく理解していない人が、ガイドブックなどの編集者の人に気軽な気持ちで「ウチはそうなんですよ~」と案内したのでしょうね。
そして、編集者の方も確認をする(裏を取る)ことも特になく、説明された内容をそのまま載せてしまうのでしょう・・
まぁ・・
お肌にトラブルがない人にとっては、その情報の違いは特に大きなことではないかもしれませんし・・・
でも、私たち “アトピー・乾燥肌の子ども” の親 にとっては、見逃せない重要な点ですよね。
(そうではない方にはあまり「ス~ッ」と入ってこないことかもしれませんが)
“アトピーっ子” の親御さんはぜひ、このポイントをチェックして、本物の『源泉100%かけ流し温泉』をご利用&お楽しみください!!
自宅の近くにないと・・なかなか難しいですけどね
『源泉100%かけ流し温泉』の魅力をよくよく知った今となっては、そのために『田舎暮らし&移住』を検討してもよいのではないか?と思ったりもします。
『温泉の泉質』の確認ポイント
さて、ここまで読んでいただいたなかで、以下のような疑問をお持ちになった方もいらっしゃるかもしれません。
それに共生といっても、肌の常在菌の中にはアトピーと関連があるといわれている悪玉の “黄色ブドウ球菌” もいるわけだし・・・」
もし、そのような疑問や不安な気持ちが湧いたとしても(それはそれでごもっともなのですが)・・
『天然の良質な温泉』には、そうした不安を消してくれる “有効成分” が含まれています ので安心ください。
そこで、ぜひ確認をしていただきたい具体的な成分は以下の2つです。
『メタホウ酸』と『マグネシウム』
『メタホウ酸』には “皮膚の消毒効果” があり、“黄色ブドウ球菌”の増殖を抑える効果があるといわれています。
なお、アトピー性皮膚炎の治療に効果が高いと評判で “アトピー治療の聖地” とも呼ばれている『北海道の豊富温泉』は、このメタホウ酸の含有量が多いことでも有名だそうです。
《豊富温泉と別府温泉の成分比較》
【データ出典:[書籍]藤澤重樹 著『9割の医者が知らない正しいアトピーの治し方』より】
成分名/温泉名 | 豊富温泉 | 別府温泉 |
---|---|---|
ナトリウム | 4,865 | 110 |
塩化物イオン | 6,256 | 191 |
炭酸水素 | 3,068 | 163 |
メタケイ酸 | 51.5 | 181.7 |
メタホウ酸 | 399.1 | 3.5 |
マグネシウム | 53.6 | 22.5 |
(mg/kg)
また、
ご存知のように、“皮膚に炎症があるとそれにともなって肌のバリア機能がより低下してしまう” という悪循環が起こってしまいすので・・
アトピー性皮膚炎の治療では『皮膚の中で起こっている炎症をとること』が大事と考えられています。
『マグネシウム』には、その “炎症を鎮静する効果” があります。
『メタホウ酸』と『マグネシウム』。
それぞれの成分がどのぐらい含まれているかは各温泉によって異なります。
《それらの成分の含有量・割合が泉質の違いとなって各温泉の個性となります》
ですが、
このような『効能がある成分がある一定量ある』ということが、“温泉法” という法律で定められた『温泉の基準』となっていますので、先にふれた『天然温泉表示』がある温泉であれば、不安を感じる必要はないと思います。
なお、
『メタホウ酸』と『マグネシウム』の含有量の細かな違いまでは分からない・・
という場合は、『泉質』を確認してみてください。
一般的に、
『ナトリウム塩化泉』です。
まとめ
当ページでは、アトピーっ子の子どもの子育ての “最大の悩み事” の1つ、『アトピー・乾燥肌の子どものスキンケア』という難題を、軽減していくために様々な試行錯誤を繰り返して得た経験のうちの一部を、《温泉》という切り口でまとめてみました。
具体的には、数多くの温泉に通ったなかでめぐり会った理想的なスタイルの温泉『源泉かけ流し温泉』、を紹介しました。
中でも、お肌に優しい(お肌に共生している常在菌にも優しい)という点で『源泉100%かけ流し温泉』を強く “おすすめ” し、そのチェックポイントにもふれました。
【チェックポイントのまとめ】
- 『天然温泉表示の内容』:『源泉100%かけ流しの温泉』かどうかのチェックに活用可能
- 『メタホウ酸の含有量』:皮膚の消毒効果があり“黄色ブドウ球菌”の増殖を抑える
- 『マグネシウム含有量』:炎症の鎮静効果があり皮膚の炎症を抑える
- 『温泉の泉質の確認』 :『ナトリウム塩化泉』がアトピー治療に特に効果が高い
現在進行形のつたない経験の中からの内容ではありましたが、読んでいただいた方の気持ちが少しでも楽になり、ホッコリと幸せ(サチな気持ち)を感じていただけたら嬉しいです。