本棚に置いておきたい子育て・育児おすすめ本『子育てのきほん(佐々木正美 著)』

先日、とても読みやすく、心がホッコリするような子育て・育児本に出合いました

児童精神科医の佐々木 正美さん(2017年没)の著作『子育てのきほん』という本 なのですが、表紙や挿絵の色使い が、まるでディック・ブルーナさんのミッフィーシリーズ本のようでなんとも可愛らしく、思わず手に取ったのがきっかけです。

表紙をめくると、本のカバーのそで部分 に書いてある言葉が目に入りました。

子どもは、かわいがられるから
いい子になります。
かわいい子だから、
かわいがるのではないのです。
サチホコママ
なるほど、確かにそうだよね・・

と思いながら、黄色の背景に可愛らしい男の子と女の子の絵が描かれた見返しをめくると、

“お母さん お父さんへ” と手紙ふうな 書き出しの《はじめに》ページが現れました。

そこには、以下の著者からのメッセージ がありました。
(※以下、本書《はじめに》部分を抜粋・引用)

お母さん お父さん へ

どうか忘れないでください。

子育てでなにより大切なのは、
「子どもが喜ぶこと」をしてあげることです。
そして、そのことを「自分自身の喜び」とすることです。

子どもは、かわいがられるからいい子になります。

かわいい子だから、かわいがるのではないのです。

いくら抱いても、いくら甘やかしてもいい。

たくさんの喜びと笑顔を親とともにした子どもは
やがて、人の悲しみも知ることができるようになります。

誰とでも喜びと悲しみを分かち合える人に成長するでしょう。

これは人間が生きていくうえで、
もっとも大切な、そして素晴らしい力です。

佐々木正美

上記の《はじめに》のメッセージを読み終えた後、直感的に

サチホコママ
著者からのメッセージやアドバイスは、自分にとって、とても参考になるような気がする・・ 
一度すべて読んでみたい!

という気持ちになり、その日、この本をカウンターへ持って行きました。

裏表紙カバーのそで部分に、著者の佐々木 正美さんについての紹介がありましたので、参考に記載しますね
(※以下、本書裏表紙カバーのそで部分にある著者紹介の抜粋・引用)

児童精神科医。1935年、群馬県生まれ。2017年没。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学児童精神科、東京大学精神科、東京女子医科大学小児科、小児療育相談センターなどを経て、川崎医療福祉大学特任教授。臨床医としての活動のみならず、地域の親子との学び合いにも力を注いだ。専門は児童青年精神医学、ライフサイクル精神保健、自閉症治療教育プログラム「TEACCH」研究。糸賀一雄記念賞、保健文化賞、朝日社会福祉賞、エリック・ショプラ一生涯業績賞などを受賞。『子どもへのまなざし』(福音館書店)、『子どもの心の育てかた』(河出書房新社)など育児、障害児療育に関する著書多数。

子育て・育児をしている時についイライラしてしまったり、子どもへの接し方や対応で

サチホコママ
こんな時はどのようにしたらいいのかな?

と思うことが多々ありますが・・ 本書にはそんな時の助けになるヒント がちりばめられています。

1~55の項目別に、子どもの心と体の発達・成長のために本当に大切にしたいこと、その本質的なことやアドバイス的なことが書かれているので、迷ったり悩んだりした時、イライラしてしまう時などに、該当項目の部分を読んでみるといいのかなと思います

今回は、子育て・育児期間中やその後も本棚に置きたいおすすめの一冊『子育てのきほん(佐々木正美 著)』について紹介したいと思います。

第1章 母と子どものきずな

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像01

第1章 母と子どものきずな の 12の項目(1~12)

第1章の1~12の項目は以下の内容になります。
本書には、項目ごとに、著者からのメッセージ・アドバイスが記されています。

(1) 人と上手に交われないことほど大きなストレスはありません

(2) はいはいを始めたばかりの赤ちゃんは、いつも見守られながら冒険している

(3) 振り返れば必ずママがいる、という安心感ほど大きいものはありません

(4) 「見捨てられ不安」を子どものなかに残さないようにしてあげてください

(5) 「おしゃべりできる」ことが「コミュニケーション力」ではありません

(6) お母さんは、子どもが喜ぶことをしてあげるだけでいいのです

(7) 子どもが喜ぶことを親が喜ぶことで、「喜びを分かち合う力」が育ちます

(8) 喜びを分かち合う力が育つと、子どもはやがてお母さんの悲しみも理解できるようになります

(9) 「いじめっ子」は悲しみを分かち合う力が育っていない子どもです

(10) 「個人主義」と「利己主義」を勘違いしてはいけません

(11) 日本はいつの間にか「人との交わり」が少ない社会になってしまいました

(12) 泣いて訴えたことに何千回も応えてもらう経験が、人間関係に喜びを見いだす力になります

【抜粋紹介】第1章 項目(6)お母さんは、子どもが喜ぶことをしてあげるだけでいいのです

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像02(項目6)
各項目別にメッセージやアドバイスが記されていることは分かったけど・・どんな感じの内容なんだろう?と思われる方も多いと思います。

ここでは参考に、第1章 項目(6)の “お母さんは、子どもが喜ぶことをしてあげるだけでいいのです” の内容を抜粋して紹介しますね!
(※以下、本書P29~P34より一部抜粋・引用)

  お母さんがたに「赤ちゃんをどう育てればいいのでしょう」「なにをしてあげれば一番いいのでしょう」と聞かれるとき、私はいつもこう答えています。
「お母さんは、子どもが喜ぶことをしてあげてください」
単純なことだと思いませんか? けれど、多くのお母さんは「喜ぶことばかりをしてはいけないのではないか」というふうにお考えになるようです。
けれどそれは違います。「子どもの喜ぶことをしてあげること」とは、その子がやがて社会のなかで生きていくうえで一番必要な「社会性」の土台をつくることだからです。

~中略~

あれこれお母さんにしてもらったことを、赤ちゃんがずっと覚えているわけではありません。 自分が何を求め、何をしてもらったのか、何をしてもらえなかったのか、なんていうことは普通、子どもの記憶には残りません。
けれど、お母さんが「子どもを喜ばせよう」と、一途に考えて育てた子は、乳児期をすぎ、幼児期から少年期になっていっても、非常に気持ちが安定し、思いやりのある子に育っていくようです。 これは保育士さんたちも、「その通りだ」と口をそろえます。

わが家の子どもはもう赤ちゃんではないのですが、生後2ヶ月頃からずっとアトピーやアレルギー症状に悩まされていたこともあり 、それ以外のことでは、少しでも快適さを感じ、楽しい気持ちで過ごしてもらいたい と思っていました。

そのため、基本的には「子どもが笑顔で過ごせるように」と心掛けて日々育児・子育てをしてきたので、その点では良かったのかなぁ~と思いました。

もちろん、イライラすることもありますし、親子共々毎日快適に過ごせた訳ではありませんが・・・

もしまた赤ちゃんに接する機会があれば、上記のメッセージ・アドバイス を参考にしたいと思いました!

第2章 家族の中で育つ子ども

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像02(項目31)

第2章 家族の中で育つ子ども の 19の項目(13~31)

第2章の13~31の19項目は以下の内容になります。
本書には、項目ごとに、著者からのメッセージ・アドバイスが記されています。

(13) いくら抱いても、いくら甘やかしてもかまいません

(14) おじいちゃん、おばあちゃんには、どんどん過保護になってもらいましょう

(15) 息子たちは、親の言うことはきかなくても老いた祖父母の言うことならなんでもききました

(16) 願いをたくさんきいてもらって育った子は、社会のルールも自然に学びます

(17) 「上の子」にもときには「一人っ子」の気分を味わわせてあげてください

(18) ときには親よりも少し距離がある親戚と過ごすのも悪くありません

(19) 世代の違う人と交わること、老いた人の死を見届けることも、大切な経験です

(20) 子どもを預けたり、預かったりして遊びに行くと、思わぬ発見があります

(21) 子育て中だからこそ地域のコミュニティを大切にしましょう

(22) 人間は「人間関係」のなかにしか、生きる価値を見いだすことはできません

(23) 親子、先生と生徒、医師と患者、どんな関係でも「与え合う」ことが最高の人間関係です

(24) 子どもに関わりすぎて悪いことなどなにひとつありません

(25) 子どもが望むなら抱っこでもおんぶでも、できる限りしてあげればいいのです

(26) 「大切に育った記憶」「母親のにおいの記憶」と成長後の生き方は大きな関係があります

(27) 日本、中国の大学生を調査してわかった乳幼児期の大切さ

(28) 男の子を育てるお母さんは、甘やかすことで「マザコン」を心配する必要はありません

(29) 「子どものため」と思いながら、親の生きがいや希望を子どもに負わせていないでしょうか

(30) 私は男の子、女の子の違いを意識して子どもと接したことはありません

(31) 「男の子のくせに」「女の子なんだから」という気持ちは忘れてしまいましょう

【抜粋紹介】第2章 項目(31) 「男の子のくせに」「女の子なんだから」という気持ちは忘れてしまいましょう

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像02(項目31)

各項目別にメッセージやアドバイスが記されていることは分かったけど・・どんな感じの内容なんだろう?と思われる方も多いと思います。

ここでは参考に、第2章 項目(31)の “「男の子のくせに」「女の子なんだから」という気持ちは忘れてしまいましょう” の内容を抜粋して紹介しますね!
(※以下、本書P137~P139より一部抜粋・引用)

 つけくわえるなら、英語に「男のくせに」「女のくせに」という表現は見つかりません。
私はカナダに留学して、その後何十回となくアメリカにも行き来をし、多くの研究者と接する機会がありました。 欧米には女性の研究者、教授もたくさんいます。
アメリカは開拓者が築いた文化です。 開拓者のなかには女性のほうが少なかったのです。 だからこそ女性が大切にされてきたという文化があります。 その文化があるから、政治でも学問でも、女性は尊重されるようになりました。 大切にしてきた女性の活躍をみんなが喜び、そうあって当然だと思う社会なのですね。
日本はそういう文化の社会ではありません。 欧米化してきてはいるものの、伝統的に男性優位の考え方がまだ非常に強いのです。
女性に制限が強く、男性に有利な社会がつづいている。 けれども、終身雇用制や年功序列などの雇用体系も含めて大きく変化しつつあることによって、男性も職場の環境によって大きなストレスを抱える人が多くなっているのかもしれません。 しかも絶対数としては、圧倒的に男性のほうが多い職場が多数です。 結局、男性のほうがストレスによって精神的にも追い詰められている人の数が多くなっているということなのだと思います。

実際、鬱病、あるいは鬱状態を訴える人は、男性のほうがたしかに多いです。 けれども、それは、「男性が精神的に弱い」からではないということです。
社会や職場の環境を、男性にとっても女性にとってもよりよいものにすることはもちろん必要なことです。 しかしこれは、制度を含めて時間もかかり、多くの課題が残っています。
男の子にせよ、女の子にせよ、こうした社会に出ていく子どもたちのために、親ができることは、「男らしく」とか「女らしく」とかを考えて育てることではないと思うのです。

わが家の子どもは、いわゆる “男の子らしい” or “女の子らしい” 性格・態度ではないため、男の子らしさや女の子らしさを意識した態度や言葉使いなどを子どもに教えた方がいいのかどうか・・・悩んだこともありました。

子どもがまだ小さかった頃は、同年代の子どもと比べて “男の子らしい” or “女の子らしい” 枠から少し外れてしまうため、目立ってしまうし、なんとなく浮いてしまう・・・

もちろん親としては、目立つことは決して悪いことではなく、むしろ、個性が際立っている!!と思っていたのですが、

サチホコママ
本人としてはどう感じているんだろう?

と考えることもありました。

サチホコママ
わが家の子どもの場合、もしかすると、日本ではなく、海外で暮らす方が居心地が良いのではないかな?

と思う時期もあったのですが・・
日本人として日本の文化をごく自然に身につけてもらいたいという気持があって、(世知辛い都会は離れ)のびのびと過ごせる田舎で暮らしています。

最近は、日本の社会の中での女性の立ち位置が少しずつ変わってきていると感じるところもあるので、私自身も意識を変えていかないといけないですね。

たとえ将来社会環境がどのように変化したとしても、柔軟な対応で世の中を自由に羽ばたけるよう、育てていけたらいいなと思っています。

第3章 子どもと社会のつながり

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像03

第3章 子どもと社会のつながり の 13の項目(32~44)

第3章の32~44の13項目は以下の内容になります。
本書には、項目ごとに、著者からのメッセージ・アドバイスが記されています。

(32) 「人間関係」そのものが苦手な大人がとても増えています

(33) 社会全体の「人間関係」が希薄になってきています

(34) 「人間関係」が苦手な人ほど、強く「人とのつながり」を求めているのです

(35) 難しい時代だからこそ、意識的に子どもの「人間関係を築く力」を育ててあげましょう

(36) 子どもが親に「本音」を言えないのはなによりも悲しいことです

(37) 「家ではいい子なのに保育園で手のかかる子」は、家でお母さんが厳しすぎるのかもしれません

(38) 「もう赤ちゃんじゃないんだから」と言ってはかわいそうです

(39) 乳幼児期の「泣かせっぱなし」の時間はなるべく短いほうがいい

(40) 黙って好きなものを出すよりも「なにが食べたい?」と希望を聞いてあげましょう

(41) 子どもの話を聞くことと、質問をすることは違います。問い詰めずに子どもに話させてやってください

(42) いじめられているらしい、と気づいても「いじめられているの?」と聞かないこと

(43) 教育者にならないでください。親は絶対的な保護者であってほしい

(44) 親が9割手伝って、最後の1割ができればほめてあげましょう

【抜粋紹介】第3章 項目(44) 親が9割手伝って、最後の1割ができればほめてあげましょう

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像03

項目別にメッセージやアドバイスが記されていることは分かったけど・・どんな感じの内容なんだろう?と思われる方も多いと思います。

ここでは参考に、第3章 項目(44)の “親が9割手伝って、最後の1割ができればほめてあげましょう” の内容を抜粋して紹介しますね!
(※以下、本書P193~P196より一部抜粋・引用)

  たとえば、「片付けができない」というときでも、お母さんが9割片付けてあげればいい。 最後の1割、ほんの少しでもできたのならそれをほめてあげればいいのです。ほんのちょっとだけしか自分でやらなかったからといって、「ほとんどお母さんがやったじゃないの」と叱らないでください。
叱ることはとても簡単です。待つことはとても難しい。
「どうして何度言ってもできないの」「早くしなさい」「今すぐやりなさい」という言葉が多くなり、何度言ってもできないから、なおのこと親はイライラしてしまいます。
けれども、親は待つことが、叱ることより大事な仕事なのです。
「何度でも言ってあげる」「できなかったら何度でも教えてあげる」のが親なのです。
どうか、待ってあげてください。叱ったり、叩いたりしてその場だけ従わせても、子どもは怖がり、萎縮してしまうだけで、決して自立心は育ちません。

~ 中略 ~

むしろ、じっと親が待ちながら、穏やかに何度も何度も言い聞かせて、子どもが「できた」ときにほめることで自立性は育っていくものです。
私たち親というのは、いつのまにか親が望んでいる子どもに育てたい、という気持ちがどんどん肥大して強くなってしまいます。 子どもが望んでいるような親になってあげよう、という部分がいつのまにか消え細っていってしまう。 「こうあってほしい」「こう育ってほしい」と願うばかりになってしまうのですね。 けれども本当は、いつも、子どもが望んでいる親になろう、という気持ちで育ててあげたほうが、結果的に子どもはいい子に育つんですよ。 これはいつどこへ行ったときにもお話しすることです。

わが家の子どもは、おもちゃを出した後,文房具を使った後,本を読んだ後など、ほとんど片付けをしません
なので、子どもが何かをした場所は、次から次へと散らかっていきます。

たまに、片付けるものが少ない時、例えば、クレヨンセット1つが片付いていない時などに「クレヨンを片付けようね!」「はーい 」とすんなり片付けてくれることもあるのですが、

片付けなくてはいけない物が複数ある時には、全てを片付けることはほぼ無理です・・・ 

子どもに片付けを期待することはもうほぼあきらめているのですが、一応毎回

サチホコママ
出したものや使ったものは片付けようね!

などと声掛けはしています。

サチホコママ
いつか自分で片付けをし始めるようになってくれるといいなぁ・・

と淡い期待を抱きながら、今のところは、親が片付づけをしている姿を見せている・見てもらっているという感じです。

上記のメッセージ・アドバイスを読んで、子どもが1つでも片付けが上手く出来た時、「ちゃんとほめてあげていたかな?」と思い出してみたものの、思い出せず・・・

これから、忘れずに実践してみようと思います。

第4章 親のふるまいと子ども

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像04

第4章 親のふるまいと子ども の 11項目(45~55)

第4章の45~55の11項目は以下の内容になります。
本書には、項目ごとに、著者からのメッセージ・アドバイスが記されています。

(45) 母親にも父性的なところはあり、父親にも母性的な部分はあるのです

(46) ひとり親でも、子どもが健全に育たないのではと心配する必要はまったくありません

(47) お父さんは、お母さんが思う存分母性を発揮するためのサポート役です

(48) 外で働いていることを子どもに謝る必要はないけれど、短い時間を大切にしてください

(49) 手伝ってくれないお父さんには文句を言うよりも「お父さんが喜ぶこと」をしてあげるといいですよ

(50) 親子いっしょに楽しむことを積み重ねれば、もし悲しみにおそわれたときにも分かち合うことができます

(51) 再婚のために「子どもがじゃま」と少しでも思うようだったら、考え直したほうがいいでしょう

(52) 子どもには、まず母性的なものを先にじゅうぶんに与え、その後から父性的なものを与えるべきです

(53) 少年院の子どもたちは、ひとり残らず「親」を語りつづけました

(54) ただひとつお母さんに望むことは、やさしさです。プライドを持ってやさしくしてあげてください

(55) 子どもをありのままに認める

【抜粋紹介】第4章 項目(54) ただひとつお母さんに望むことは、やさしさです。プライドを持ってやさしくしてあげてください

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像04(項目54)
各項目別にメッセージやアドバイスが記されていることは分かったけど・・どんな感じの内容なんだろう?と思われる方も多いと思います。

ここでは参考に、第4章 項目(54)の “ただひとつお母さんに望むことは、やさしさです。プライドを持ってやさしくしてあげてください” の内容を抜粋して紹介しますね!
(※以下、本書P240~P243より一部抜粋・引用)

  私がお母さんたちに、何を望むかといったら、ただひとつ、やさしさです。 「私にしかできない」というプライドを持って、やさしくしてあげてほしいと思います。
私が望む、と言ったのは、子どもたちがそれだけを望んでいることを、多くの経験から知っているからです。 子どもはそれほどに、心から親のやさしさだけを欲しています。
父子家庭のお父さんであってもこれは同じことです。 男性であっても母性的な面はたくさん持っているのです。 そのやさしい面をためらわずに子どもに対して出して接してあげればいい。
将来厳しい社会に出ていくのだからしっかりしてほしいと願うのはよくわかりますが、そう思うならばなおのこと、小さいときに与えうる限りのやさしさを与え、それで喜ぶ子どもを見て喜んでほしいのです。
働くお母さんは、子どもに接する時間が少ないことを悩むでしょう。
けれど、やさしさは断じて、時間の長さで決まるものではありません。 いつもいつも寄り添いつづけていなくてはならないということではない。 昼間は保育園や、おじいちゃんおばあちゃんにやさしくしてもらえばそれでいいのです。
また、一線でバリバリ働いているお母さんは、社会の厳しさをよく知っています。 だからこそ、受験戦争を乗り切ってほしい、社会で生き抜いて欲しい、と子どもに厳しくしたいと考えるかもしれませんね。
それでも、ただ、ひたすら、やさしさだけを与えてあげてほしい。 それだけでじゅうぶんです。
外で許されないことでも家庭では許してください。 家庭とは、ほかのどこにもないほどに居心地のいい場所だ、ということだけを子どもに伝えてやれたら、それでいいのです。

~ 中略 ~

子どもがどんな生き方を選ぶのであれ、人間として社会で幸福に生きていく力をつけるために親ができるたったひとつのこと、そして一番大きいことが、常に許されてくつろげる「家庭」という場所を与えてあげることです。 それが生きていくための力になる。
いい子だからかわいがる、言うことをきくからやさしくするのではありません。
子どもというのは、かわいがるから、言うことをきいてやるから、いい子に育つのです。

特に子どもが小さい時は、たくさんかわいがってあげて、たくさんやさしくしてあげることが何よりも大切なんだなと、改めて思いました。

また、家(家庭)は、居心地の良いくつろげる場所、唯一の安全地帯、いつも自分の全てを受け入れてくれて許容してくれる場所・・そんな空間・空気でなくてはならないのですよね。

私は昔から家に居るのが大好きで、いわゆる出不精なのですが、それはもしかして親が自分に用意してくれた最高の空間・居場所だったからなのかなぁ・・?

当時は何も感じていませんでしたが、当項目を読んでそう思いました。

家庭の在り方については、上記のメッセージ・アドバイスを時折りふり返りながら、日常的に意識して実践していきたいなと思います。

 

本棚に置いておきたい子育て・育児おすすめ本『子育てのきほん(佐々木正美 著)』のまとめ

『子育てのきほん(佐々木正美 著)』イメージ画像05

本書の各章の中から1項目ずつ、著者からのメッセージやアドバイス内容を抜粋し紹介したこともあり、今回は長い記事になってしまいました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます

本書について補足をしておきますと、
2014年にポプラ社より刊行された単行本『どうか忘れないでください、子どものことを。』の新装版として、テキスト、デザイン、定価などを変更したものだそうです。
なお、著者の未発表原稿である「(55) 子どもをありのままに認める」が、子育て協会監修のもとに加えられています。

最初から最後まで、優しいおじいちゃんを思わせるようなゆったりとした雰囲気・口調でメッセージ・アドバイスが語られているように感じ、本書を読んでいる間、まるで私の時間もゆったりと流れているようで・・とても気持ちが安らぎました。

著者からのメッセージやアドバイスが全て参考になるわけではないかも知れませんが、個人的には、ためになる・参考になる部分がとても多く、本書と出合えてHappy & Luckyだと思いました!!

今回ご紹介した記事が、少しでも皆さんのお役に立つと幸いです