ヤママユ

オレンジがかった茶色の壁をよーく見ると、そこに《ヤママユ》がとまっていました。
翅と同じような色の壁なので、カモフラージュになるようにその場所を選んだのでしょうかね。
実際に見ると、結構大きくて、とても優雅な雰囲気が漂っていました 

ヤママユ

ヤママユといえば、触角や手足がモフモフ&フサフサしていてぬいぐるみのような可愛らしい感じ  という印象があり、そーっと近づいて別の角度からも見てみることに・・

サチホコママ
せっかくの機会なので、たくさん観察したい!!
ヤママユ01

普段、ヤママユなどの大きくて立派な蛾は図鑑や昆虫の本でしか見る機会がなく、そこには超・性能の良いカメラで目いっぱい近づいて撮影してた写真が載っているためだと思うのですが 
実際に見てみたところ、想像していたような、モフモフ&フサフサなぬいぐるみ感は目視では分からず  でしたが・・・立派な触角(図鑑には、“くしのような触角”と表現されていました)は確認することができましたー。ヤッター!!

ヤママユについて

家にある『学研の図鑑LIVE 昆虫』によると、《ヤママユ》には、以下のような特徴があるようです。

ヤママユ  ヤママユガ科

体長:130~145mm
見られる時期:夏~初秋
分布:北海道~九州、奄美大島、沖縄島
幼虫の食べ物:クヌギ、コナラなど
特徴など:まゆからてんさんをとります。ヤママユガの仲間は、英語で Wild Silk Moth もしくは Emperor Moth といいます。


[出典/引用] 学研の図鑑 LIVE 昆虫

英語で Emperor Moth とも言われるヤママユガの仲間。
実際に見たヤママユは、その名にふさわしい高貴な姿でした


ヤママユの生態

蛾の幼虫や成虫の種類などを調べるのにとっても便利な本 『くらべてわかる蛾(1704種)』 があるのですが、

くらべてわかる蛾(1704種)00

この中でヤママユガのなかまの成虫は摂食しない種が多く、寿命は1週間から10日程度。また、ヤママユは “色彩変異が激しい” ということで、様々な色のヤママユが紹介されています。

くらべてわかる蛾(1704種)ヤママユ

[出典] 『くらべてわかる蛾(1704種)』

また、嬉しいことに、本書の中ではヤママユガの幼虫も紹介されているんです!
昆虫の図鑑には幼虫の姿はほとんどないため、気になる幼虫を見かけても調べられないのが悩みでした・・・

実際に、今年生まれて初めて見た “うすーい緑(全体的に白っぽい感じだった)で全体に細い毛が生えていて、体長がすごく長い幼虫” のことが気になっていたのですが、この本を見て(特徴がすごく似ているので)《クスサン》の幼虫🐛だったのではないかと思いました。

くらべてわかる蛾(1704種)05

[出典] 『くらべてわかる蛾(1704種)』

蛾はものすごく種類が多いので、この本があると、調べものをする時にすごく便利なんです!蛾に興味がある方には、おすすめの一冊です

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