以下の『くらべてわかる蛾(1704種)』という本を見て、やっと「あぁ~なるほど!」と見分け方が分かりました。
本書の中で《オオミズアオ》と《オナガミズアオ》の主な違いについて、以下のように書かれていました。
★《オオミズアオ》と《オナガミズアオ》の主な違い
オオミズアオ | オナガミズアオ | |
触角 | 明褐色 | 薄緑色のことが多い |
前翅外側 | 波打つ | 波打たない |
後翅眼状紋 | 小さい | 大きい |
本書に写真で掲載・解説されているので、それを見るとより違いが分かりやすいです。
わが家のベランダに遊びに来てくれた2羽がどちらの種類だったのか・・上の特徴/違いを参考に撮影した写真 を見くらべたところ、“前翅外側が波打つ/波打たない” の違いからオオミズアオ or オナガミズアオを判別することができました!
(正直なところ、触角の色で見分けるのは難しいと感じました・・・)
結果的には、
ということが分かり、テンションが上がりました
嬉しい~
本書は蛾の成虫や幼虫の種類を調べる際、とても便利で役立つのでオススメです!
オオミズアオ
こちらは、《オオミズアオ》です。(…だと思います)
翅がなんだか湿っている感じに見えるかと思いますが、その日は朝から雨が降っていて天気がイマイチでした。
午後から少しずつ晴れ間が見えてきて、翌日もそのまま晴れの日となったので、翅もちゃんと乾いたのかな?と思います。
それとも、羽化してからあまり時間が経っていないという可能性もあるのかな・・?
朝からわが家のベランダに滞在してくれていたのですが、翌日の昼には、もうその姿はありませんでした。
家族曰く、「オオミズアオは特に珍しい蛾ではなく、結構色々なところで見ることができるんじゃない?」とのことだったのですが、私の中で《オオミズアオ》は、
という印象があり(《オナガミズアオ》も同様にステキな雰囲気ですが)、実際に触ったことは無いですが、ふわふわとしているように見える大きな触角がまた可愛らしく、個人的にはとーっても魅力的な存在です。
『学研の図鑑LIVE 昆虫』で調べたところ、《オオミズアオ》は “ヤママユガ科” ということが分かりました。
また、夏型と春型がいるんですね!(わが家の子どもにも教えてあげよう )
さて、図鑑によると《オオミズアオ》には、以下のような特徴があるそうです。
オオミズアオ ヤママユガ科
開張:♂ 80~110mm ♀ 85~120mm
[出典/引用] 学研の図鑑 LIVE 昆虫
見られる時期:5月~8月
分布:北海道~九州
幼虫の食べ物:バラ科、ブナ科など
特徴など:夏型は、春型よりも黄色みが強くなります。
オナガミズアオ
こちらは、《オナガミズアオ》です。(個人的には、翅がキャベツっぽい方が《オナガミズアオ》かと思いました)
6月、洗濯物を干そうとベランダに出た際にキレイな《オナガミズアオ》を見つけたため、その日は気にしながら、ちょこちょことベランダに出て様子を見ていました。
少なくとも朝から夕方くらい(洗濯物を取り込む時間頃)まではじーっと動かずに滞在してくれていたのですが、翌朝にはその姿が消えてしまっていて、ちょっと寂しい気持ちに…。
《オナガミズアオ》の鑑賞はつかの間でしたが、「ぜひまた来年も来てくれますように♪」と心の中で願っています。
こちらも『学研の図鑑LIVE 昆虫』で調べたところ、《オナガミズアオ》は “ヤママユガ科” で以下のような特徴があるそうです。
オナガミズアオ ヤママユガ科
開張:♂ 80~90mm ♀ 90~100mm
[出典/引用] 学研の図鑑 LIVE 昆虫
見られる時期:5月~8月
分布:北海道~九州
幼虫の食べ物:ハンノキなど
特徴など:幼虫は落ち葉の中でまゆをつくり、さなぎで越冬します。
まとめ
オオミズアオやオナガミズアオと同じヤママユガ科の《ヤママユ》や《クスサン》などもいつか見てみたいと思っているのですが・・・残念ながらまだ機会がありません
以前、子どもと一緒に森で《クスサン》のまゆの抜け殻を拾った際、
と(抜け殻を拾っただけでも)嬉しくなってしまいました(笑)
今度は、《ヤママユ》や《クスサン》が偶然わが家のベランダに来てくれますようにー♪
田舎暮らしなので、少し期待してしまいます。