アレルギーっ子のレシピ本《卵・牛乳・小麦》なしで作る日々の食事の一冊

卵・牛乳・小麦なしのアレルギー対応(グルテンフリー)におすすめのレシピ本『無理なく簡単!子供が喜ぶ 食物アレルギーレシピ100』

《卵、牛乳、小麦粉を使わない(グルテンフリー)で簡単に作れる、食物アレルギー対応の毎日の食事・おかず》レシピが沢山紹介されています。

保育園・幼稚園時代からずーっと、わが家は “お弁当・おやつ持参” です。
持参する “お弁当・おやつ” はみんなと同じような内容で作りたいと思うので、出来るだけ給食の献立に合わせて作ります。

当初は

サチホコママ
給食の献立に合わせて作るのは大変かな~?

と考えていたのですが、

実際に作り始めてみると・・
普段作らないような料理を色々と作れる&その料理を家族みんなで一緒に食べられるので、毎日のお弁当作りが楽しくなりました!

毎月給食の献立をもらうのですが、献立には「品目」と「材料」しか載っていないので、たまに

サチホコママ
どうやって作るんだろう・・?

と、作り方が分からないおかずがあります。

今回ご紹介する本書

卵・牛乳・小麦グルテン除去のアレルギー対応食を作れるお料理レシピ本『無理なく簡単!子供が喜ぶ 食物アレルギーレシピ100』

には日々の食卓に登場するような一般的で身近な料理のレシピが沢山紹介されているので、そんな時にも役に立つと思います!

また、後で詳しく触れますが、本書には

食物アレルギーへの正しい理解』、『離乳食レシピ・幼児食レシピ』、『定番おかずレシピ』、『行事食レシピ』、『デザート』など・・・

各Part毎に幅広い内容が掲載されていますので、いつでも見たい時にみられるよう手元にあるととても便利な一冊だと思います。
(各Part1~4の最後には、食物アレルギーQ&A』も掲載されています)

少しでも皆さんの参考になれば幸いです

本書 Part1 :食物アレルギーを正しく理解しましょう

食物アレルギーとはどういうものなのか、また、その原因となる食べ物・治療法や対処法などについて紹介されています。

本書【Part1 目 次】

  • 食物アレルギーって何?
  • 食物アレルギーの原因となる食べ物
  • 食物アレルギーの診断と治療って?
  • 食物アレルギーの主な原因食物&食事のコツ
  • 加工食品の利用とアレルギー表示

子どもに食物アレルギーがあると分った生後7ヶ月の時から何年もの間、アレルギーに関する様々な本を沢山読んできたので、今読むと知っている内容も多いのですが・・

サチホコママ
もし子どもの離乳食が始まる前に読んでいたら・・・精神的な不安も軽減されて毎日の食事の準備もずいぶん楽だっただろうなぁ~

と思います。

また、例えば、

サチホコママ
《卵アレルギー》だけど、“卵殻カルシウム”は除去した方がいいのかな  ?

とか

サチホコママ
《乳アレルギー》だけど、“脱脂粉乳” や “乳酸菌”,“乳化剤”は摂取しても大丈夫なのかな  ?

などのギモンって、ありませんか?

本書にはこのような事に関する内容も記載されており、おかげさまで、私が抱いていた様々なギモンも解決されました。

参考までに、本書17,19ページの内容を一部抜粋・引用しますと・・

『鶏卵アレルギー』
《加工食品のアレルギー表示について》

  代替表記、特定加工食品(食べられないもの)
エッグ、マヨネーズ、オムライス、親子丼など

  紛らわしい表示(鶏卵を含まず食べられるもの)
卵殻カルシウム(焼成、未焼成とも)

『乳製品アレルギー』
《加工食品のアレルギー表示について》

  代替表記、特定加工食品(食べられないもの)
脱脂粉乳、乳酸菌飲料、乳糖*など
*乳糖は乳製品アレルギーの方の多くは摂取できます(負荷試験で確認しましょう)。

  紛らわしい表示(牛乳を含まず食べられるもの)
乳化剤、乳酸カルシウム、乳酸ナトリウム、乳酸菌

との内容です。

さらに、Part1 の最後にある『食物アレルギーQ&A』ページには、

鶏卵アレルギーは、鶏肉も除去したほうがいい?
加熱すればアレルギーでも食べられる?
調理器具や食器は専用にしたほうがいい?

などの質問項目があり、こちらの回答も参考になると思います。

食物アレルギーの基礎知識となる様々な内容が記述されていますので、特に食物アレルギー対応の初心者(?)の方にオススメです

本書 Part2 : 卵・牛乳・小麦を使わない 0~1歳のやさしい離乳食レシピ

食物アレルギーの離乳食のすすめ方や卵・牛乳・小麦を使わない離乳食レシピが紹介されています。

本書【Part2 目 次】

  • 離乳食のすすめ方
  • スタートしてから1~2ヶ月
  • スタートしてから3~4ヶ月
  • スタートしてから5~6ヶ月
  • そろそろ卒業

離乳食をスタートしてから、1~2ヶ月/3~4ヶ月/5~6ヵ月の離乳食の作り方・与え方について、やさしくレクチャーされています。

また、乳児期に赤ちゃんの湿疹がなかなか良くならず食物アレルギーが疑われる時につける『食物日誌』についてや、食物アレルギーに伴うアトピー性皮膚炎の『正しいスキンケア』についても紹介されており、レシピ以外にも「なるほど~!」と参考になる部分が多くあります。

私は、子どもの離乳食が終わってからこの本に出合ったのですが、「もっと早く知っておきたかった 」と思いました・・・。

さらに、Part2 の最後にある『食物アレルギーQ&A』ページには、

妊娠中です。子どもがアレルギーにならないために、卵や牛乳はとらないほうがいい?
授乳中、子どもがアレルギーなら、母親も同じものを除去すべき?
離乳食はなるべく遅らせたほうがいい?

などの質問項目があり、こちらの回答も参考になると思います。

本書 Part3 : 卵・牛乳・小麦を使わない 子供たちも大喜び!定番おかず

食物アレルギーで除去食品があっても工夫次第で《定番おかず》をおいしく作るコツと、卵・牛乳・小麦を使わない《定番おかず》レシピが紹介されています。

本書【Part3 目 次】
目 次

  • おいしく食べられるレシピのすすめ
  • ハンバーグ
  • グラタン
  • コロッケ
  • ぎょうざ
  • えびフライ
  • カレーライス

上に挙げられているいわゆる『定番おかず』は絵本や物語の中でもよく登場するので、

サチホコママ
ぎょうざやエビフライなどを子どもに食べさせてあげたいけど・・・食物アレルギーがあるので当面は難しいかな?

と諦めていたのですが、
本書を参考にこれらの『定番おかず』を卵・牛乳・小麦を使わないで作って食べさせることができました。

(上には挙げられていませんが)“オムライス” もよく絵本に登場するので食べさせてあげたいと思っているのですが・・・オムライスのおいしそうなアレルギーレシピはほとんど目にしたことがないので、こちらは “卵アレルギー” が無くなったらぜひ!と考えています。

さらに、Part3 の最後にある『食物アレルギーQ&A』ページには、

牛乳を除去しているとカルシウムが不足しそうで心配・・・。
食物除去していると成長に影響する?
目の届かないところで本人が除去食物を口にしないか心配・・・。

などの質問項目があり、こちらの回答も参考になると思います。

本書 Part4 : 卵・牛乳・小麦を使わない 1~2歳、3~5歳のおいしい幼児食レシピ

食物アレルギーで除去食品があっても栄養バランスよく食べる方法や、卵・牛乳・小麦を使わない手作りソース&タレレシピ、幼児食レシピが紹介されています。

また、カルシウムの吸収を助ける働きのある『ビタミンD』を多く含む食品を献立に取り入れるためのアドバイスも掲載されています。

本書【Part4 目 次】
目 次

  • 幼児食のポイント
  • 献立 朝・昼・夜
  • おいしい主食レシピ
  • おいしい主菜レシピ
  • おいしい副菜レシピ
  • おいしい汁ものレシピ
  • おやつのポイント
  • おいしいおやつレシピ

『卵・牛乳・小麦を使わない手作りソース&タレレシピ』は料理のバリエーションが広がり、とてもありがたかったです。

普段、ケチャップやソース,しょうゆ,お酢などの単品使いで済ませていたところに、タレ・ソースのバリエーションが加わると・・
シンプルな料理がよりおいしくなり、子どもも飽きずに食べてくれます!

わが家は大助かりです

また、この章で紹介されている主菜・副菜・汁物・おやつなどのレシピが豊富なため、給食(お弁当)作りに大変役立ちます。

わが家では、たまたま子どもに『食物アレルギー』があり、毎日の “給食”  “弁当持参” のため、朝早く起きてお弁当を作るのが日課になっていますが・・

サチホコママ
材料選びから全て自分自身で行い、(必要に応じて加工品も使いますが)一から手作りした安心・安全なアレルギー除去のお弁当を食べてもらえるのは嬉しいことだなぁ~

とポジティブに考えています

さらに、Part4 の最後にある『食物アレルギーQ&A』ページには、

どこの医療機関で食物アレルギーの診療をしてもらえる?
食物負荷試験ってどういうもの?どこで受けられる?

などの質問項目があり、こちらの回答も参考になると思います。

本書 Part5 : 卵・牛乳・小麦を使わない 気楽に楽しむ!おいしい行事食とデザート

卵・牛乳・小麦を使わなくてもおいしい子どもの行事向け料理のレシピが紹介されています。

本書【Part5 目 次】
目 次

  • ひなまつり
  • 子供の日
  • お誕生日
  • クリスマス
  • 行楽弁当

各行事ごとに、主食・主菜・副菜・汁物・デザートなどのレシピが紹介されています。
お料理の盛りつけ例として実際に全てのお料理をテーブル並べた写真もあるので、パーティーのお料理の色どりやバランスなどが分かる点も

外食しなくても、インスタ映えする華やかなお料理でホームパーティーを楽しめるなんてステキですね!

食物アレルギー対応レシピ わが家の場合代替材料

わが家は子どものアレルギーの関係で

 豆乳  甘酒

 しょうゆ  小麦を使わない 丸大豆しょうゆ

 ゴマ油  エゴマ油

 ゴマ  えごま

 バター/マーガリン  米油,なたね油など

 大豆  ひよこ豆(ガルバンゾー)
※最近「大豆アレルギー」は大丈夫になったため、少しずつ大豆も使っています。

 練りごま/ピーナツバター(ピーナツペースト)  きなこに少量の水を加えて練ったもの(甘さが必要な場合は、はちみつやてんさい糖を加えます)

 アーモンドプードル  ココナッツフレーク(ココナッツファイン)や大豆粉,乾燥おから

など 代替して作っています。

アレルギーという訳ではないのですが、

ココアパウダー  キャロブパウダー

てんさい糖  (アカシアやレンゲなどの)はちみつ

に置き替えて作ったりもしています。

ツルッと口当たりがいいから、お子さんも食べやすい!『なんちゃって翡翠ぎょうざ』作りに挑戦!

本書《53ページ》に掲載されている『なんちゃって翡翠(ひすい)ぎょうざ』を実際に作ってみました!

使用した材料は、以下になります。
(本書『なんちゃって翡翠ぎょうざ』(P53)レシピより原材料部分を抜粋させていただきました)

材料(6個分)

*肉だね*

合びき肉:60g

キャベツ・にら 各20g

長ねぎ15g

塩:少々

タピオカ粉 大さじ1

しょうゆ 適量

なお、今回は本書レシピどおりではなく、わが家の都合で以下のように多少内容を変えて作りました。

 《合びき肉》が無かったため、替わりに《豚ひき肉》を使いました。

 《にら》が無かったため、替わりに《ほうれん草》を使いました。

 《しょうゆ》は、いつもわが家で使用している《小麦を使わない 丸大豆しょうゆ》を使用しました。

わが家での反応も良く、子どもは

わが家の子ども
これ好き~

と言って沢山食べてくれました。

また、先日は

合びき肉  鶏ひき肉

におき替えて作ってみたところ・・
あっさり風味でこちらもまた好評でした

とても美味しかったので、また作りたいと思います

参考までに・・
今回使用したタピオカ粉は 『創健社 タピオカ 粉末』という商品です。

また、今回使用したしょうゆは 『イチビキ 小麦を使わない丸大豆しょうゆ』という商品です。

最後に・・
今回ご紹介したレシピ本は こちらになります。
みなさんの参考になり、お役に立ちますと幸いです!